SAKANAMONというバンドがとても良いという話。
そんなわけで僕のルーツは間違いなく日本語ロックなわけです。
ジャズを始めた頃は「ジャズは崇高で他に比べられない高度な音楽」だと宗教チックに勘違いして無理にロックを聞かなかった時期もあったけど、
20数年間、ド日本人の感性でド日本のロックやポップスに触れてきた僕が4年そこらジャズに触れただけで音楽性が180度変わるなんてことは勿論なく、
結局、今でもよく聞いてます、J-ROCK。
改めて僕は「日本語」が好きなんだろうなって思うし、
日本人の緻密に練られた泣きのコード進行が病みつきになってるんだろうとも思う。
そんな中、「SAKANAMON」ていう3ピースロックバンドにいまハマっている。
初めて知ったのは高校生の時で、
当時テレ朝でやってたティーンのロックバンドをフューチャーした「ストファイ」という番組で紹介されていた。
別に初めは特別好きという程ではなかった、カッコイイとは思ってたけど。
それが聞けば聞くうちに色々な発見があって、
それを自覚して聞くごとに、ドンドン好きになっていった。
例えばこれ↓
サビのコード(自信ない)
Cadd9→D7→Em7→G△7→
Am7→B7→Em7→G7→
Am7→D9→G7→Cadd9→C#dim
Am7→D7→G△7→G7
凄くシンプルなんだけど、一段ごとに表情が変わる。
1段目はポップスの王道進行。
2段目はマイナーのⅤ7→Ⅰをとりいれて、
3段目はメジャーツーファイブでC→C#の半音の動き。
よきかなあー
キーGはオープンコードが使えるので多くの男性ロックバンドの曲で使われてる。add9の圧倒的爽やか感はカポを使わない限りGしか出せないんじゃないかな‥
歌詞は正直難しい日本語だけど、ちゃんと意味があって沢山聞けば段々意味がわかってくる。
SAKANAMONの名前の由来は「聞く人の肴になりたい」というバンドのコンセプトによるものらしい。
まさに「肴」。聞けば聞くほど楽しいスルメ曲が本当多いと思う。
この曲とかも、サビの半音進行やサビ前のハーモニクス、テンポが半分になるところがとにかく気持ちよくて何回も聞いてしまう。
本当に緻密に計算されてるんだなあ。
サカナモン、楽しい。
終わり。