「普通のサラリーマン」になるということ。


就活が本格的に始まる。

正直、就活生と僕なんて別世界にいると思ってた。

22年間、公務員になるか教師になるもんだと思ってたから。

これまでの短い人生、親の決めた小中高大、そして大学院に入った。

そして親は僕に公務員か教師になって欲しいと思っていた。

でも初めて親に「反抗」しようとしている。


「普通の企業に就職して、サラリーマン」になりたい。


心からそう思ってる、今。


まぁ普通っていうけど、

僕の普通はとてもハードルが高い、というか多分みんなの普通も僕と同じくらい高いに決まってる。

普通=「好きなことがやれて、土日休みで趣味が並行して続けられて、初任給は○○万円以上で、福利厚生がしっかりしているところ」


‥‥なんと欲深いこと。でも僕が今まで抱いてきた普通のイメージはコレなのだ。

でも、

日本人の多くは自分を下流階級だと思っているというニュースを見たことがある。

やはり世間が思っている普通(中流階級)のハードルはとてつもなく高い。

ましてや僕は文系大学院だ。自分の価値を落とす進学をした。

今の僕には国分寺の夜の街で花金にベロベロに酔っぱらっている社会人が、凄く輝かしく思える。


どうなるんだろう。僕は。

不安で仕方のない日々が続く。


でも、もしどこも就職できなかったり、ブラック企業に入ってしまったとしても、

「仕方ないなあ」

と思うんじゃないかな、それだけ遊んできたし。

大学院に入って本格的な就活を控えた今、覚悟が決まった。

今は頑張ってみる。やれることはやるつもり。
でも結果が出なかったら仕方ない。一生何かを後悔しながら生きていく覚悟だ。

その覚悟ができただけ、文系大学院に行く意味はあったかもしれないナァ。



終わり。